母が倒れてから２週間以内の出来事の続きです。
最初の頃に書いていた転院してからの個室代ついてです。
後日病院の事務（男性２人）が「お話したい」と言ってきて病院の１室で話すことになりました。
こちらの主張としては
「転院が決まった後に個室しか空いてない、と言われるのは納得がいかない。
しかもそのタイミングが救急車がくる１５分前にだ、私は素人でそのようなことも考えられなかったし母の事で頭が一杯だった。
なので払う事には納得いってない。
あなたたち（男性２人）のせいではない。
受け入れの電話を取ってその連絡を怠ったやつをだしてほしい。
その人に話を聞いてみないことには始まらない。
その話を聞いてからまず自分が判断する」
と言いました。
低姿勢で謝っていました。
その内容を調べてから改めて話したいとの事。
それまで請求はしない、と言われました。
１週間ぐらいたち私に連絡が来て
「再度お話ししたい」
との事。
行くと病院の一室に再度連れて行かれ向こうの説明が始まります。
「調べた所電話を取って連絡したのは看護士のOOでした。
その者に話を聞いたところあなたの行った事は間違いないようでした。
ただ彼女は仕事中でたまたま電話取った一人にすぎない。
彼女の対応を考えると間違ったことはしていない」
と言われました。
私「というと今回の件はそちらには落ち度がなく、
間違ったことはしていない。
つまり私は了承もしていないのに個室の料金を
全額払わなくてはいけない。
そういう事ですか？」
相手「まあ、こちらとしては落ち度ないですね」
２人いたうちのバカそうな方がそういいました。
私「おい、、、てめえふざけんじゃねーよ。
なめたこといってんじゃねーよ、てめえ」
マジギレだったのでしょう。
相手は５０近い２人でした。
私よりも２０以上年齢が上です。
私はスポーツしていたこともあり年功序列の考え方は持っています。
１０年以上ぶりでしょうか、そんな口調になってしまいました。
先ほど発言した親父がビビった表情になります。
勝ち負けの優越感に浸ってるわけではありません。
個室料金全額払うと１０万以上になりそうでした。
それなのに「払う」と一言も言っていないのに
勝手に払わせられる雰囲気に持って行かれます。
納得いきませんでした。
これからもお金が必要です。無駄なお金はありません。
お金が無くなれば私と母親はどうしようもなくなります。
いわば殺されそうになっている、
そんな気分でした。
ここは総合病院で大きなところでした。
役所体質と言いましょうか、悪しき前例は出来るだけ作りたくないのでしょう。
１つでも認めてしまうと裁判と同じで「横に倣え」になってしまうからだと思いました。
もう一人の方がなだめにかかります。
「言い方悪くて申し訳ありませんでした。
ただこのようなケースはあまりなくこちらとしても対応の仕方が分からないこともあるのです。
逆にどうしたら納得していただけますか？」
医者に話を聞いていて
「相部屋が良いのか、それとも個室が良いのか？」
と聞いたところ
「まだ急性期で何か刺激になってはいけない。
１週間は個室の安定したところでいさせてあげた方が良いと思う」
と言われていました。
なので
私「１週間は安静な状態にさせてあげたいと思っている。
だから３日間は前の病院にいて残りの４日間は個室でも
仕方ないかと思っていた」
そういうと
相手「、、、わかりました。私の一存では決められないので稟議に挙げて結果が分かり次第ご連絡します」
と言われたのです。
後日結果としては私４日間だけの支払いで済みました。
交渉の仕方としては今思うともっとできたとは思います。
それは私の今の精神状態が良いからです。
このやり取りは簡潔に書いてありますが結構時間かけて争ってました。
本音はこんなことに時間かけたくないです。
ただ言いなりでお金取られることも納得できる問題ではなかったので結構争いました。
「電話取った本人連れてこい」
と何度も言ったのですがそれは叶いませんでした。
今書いてみると結構どうでもいい話な気がします。
ただ想定外の事が色々起こる事を知っていただければ良いかなと思い書きました。
もう一つは母の友人、親戚関係です。
当然のことながら母は自分で何もできないので
私が連絡入れました。
母には姉と母がいて、障害者で右半身マヒで介護４の状態です。
耳が生まれつき聞こえないので姉には連絡入れました。
この姉がスーパーニートです。
（私が勝手につけてます（笑））
２０歳くらいから両親のお金で生きて約４０年。
元気ですが働いてません。
祖母が介護状態になってからは身の回りの世話をしているみたいですが私の母はこの姉をあまり好きではありませんでした。
ただ唯一の身内なので連絡は入れます。
他に母に友人がいてその人たちにも連絡しました。
すぐに来てくれた時は感謝しました。
ただこの方たちは今連絡取ってません。
その後来なくなったからです。
２，３回きましたがその後は来なくなりました。
来なくなってから何か月かして私に電話かかってきました。
「お母さんの状態はどうですか？」
など容体についてなど説明します。
一通り話した後
「ところで今度選挙があるんだけどもし決まってないなら
００党に入れてほしいんだけどさ。」
殺意が芽生えます。お前は自分の親を心配するついでに選挙の勧誘か？
心配してるのか？それとも選挙の為なのか？
「すみませんがこのような電話で選挙の勧誘は大変失礼ですよ。」
怒りをかみ殺しそう言って電話を切りました。
この後連絡は取ってません。時々私の携帯に電話かかってきますが無視しています。
この友人２人とも０００会でした。
ただ母の３０年来の友人たちです。彼女たちが悪いのではないと思います。
母が元気だったら今でも仲の良い友人でしょう。
ただ介護状態になりしゃべれなくなってしまうと遊ぶことやおしゃべりはできなくなります。
その時に友人でいられるか？
しゃべれない人に毎月会いに行くことが出来るか？
それをずっと続けられるか？
私の意見としては家族以外無理だと思います。
私も友人がそうなってしまったらほとんど無理でしょう。
悲しいけどこれが現実なのかもしれないです。
他にも私が知らない親戚から電話ありました。
２５年前くらいに私に会ったことがある人らしく、母の近い親戚らしいです。
「見舞に行きたい」
と言われましたが断りました。
理由は１，２回だけ来てもう来なくなることが分かっているから。
それに見舞に来てもらっても何のメリットもありません。
本当に助かるのはお金の援助してくれること。
そういう人は誰もいませんでした。
この時に安達祐美を思い出し
「同情するなら金をくれ」
小さいころ笑いながら使っていた言葉ですが、この時の状況は正にそれです。
心にぴったりとこのセリフがはまり一人で笑ってしまいました。
介護者への援助は、定期的に行き優しく話しかけ気を使ってあげ、そして愚痴をゆっくり聞いてあげる。
それから
「自分にはわからない」
と言わないこと。
（話を切られるように言われるとこたえますね。
介護者の愚痴は長いですし切羽詰まった感じで喋ります。
なのでこう言いたくなってしまうのでしょう。）
後はお金の援助。
出来ないのなら深くかかわらない方がお互いの為かもしれません。
とても根性いる事だと思います。
友人、家族、親戚などの価値観が恐ろしいほど変わりました。
ただこれは私の意見です。
ちょっと危険な考えな気がするのでこういう考え方にはならないで下さい。
矛盾してますが自分にとっての一番いい道を探す。
自分にしかわからないことなので、、、、
